天狗茸てんぐだけ)” の例文
かえる焼串やきぐし、小さい子供の指を詰めたまむしの皮、天狗茸てんぐだけ二十日鼠はつかねずみのしめった鼻と青虫の五臓とで作ったサラダ、飲み物は、沼の女の作った青みどろのお酒と、墓穴から出来る硝酸酒とでした。
ろまん灯籠 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「だめ! だめ! これは紅茸べにだけ、これは天狗茸てんぐだけ、これも毒茸」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)