“天川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
マカオ33.3%
あまかわ33.3%
てんかわ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外国教師の全部と日本人信徒の中の重立つ人々四百余名は天川マカオとマニラへ追放されることとなり、続々長崎へ送られてきたが、船の準備と順風の都合で、出帆は秋まで延期された。
真昼の空はからりと晴れて、くもがなかった。日は紅く、河原や、温泉場を照らして山の木々の葉は、ひら/\と笑っていた。此の日、此の村の天川あまかわ神社の祭礼で、小さな御輿みこしが廻った。
渋温泉の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
大和吉野郡の天川てんかわ村あたりにも同じ名は行われ、ここでは皮はいているが、適宜の薄さに竪に切って、大根や串柿と同様に、軒に下げて乾しているのが眼につく。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)