大理だいり)” の例文
狄青が五十里を追うて、大理だいりった時、敵の屍体を見ると、中に金竜きんりゅうを着ているものがある。衆は皆これを智高だと云ったが、狄青は独り聞かなかった。
西郷隆盛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
濃霧のうむはそそぐ……くされたる大理だいりの石の
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)