“大浜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおはま66.7%
おほはま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに紹介する博多児はかたっこの標本、篠崎仁三郎君は、博多大浜おおはまの魚市場でも随一の大株、湊屋みなとやの大将である。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
自分は学校へ行く以外に家のしきいまたいだことは物心を覚えて以来良人のもとへ来るまでの間に幾回しかないということの数えられるほどまれであった。堺の大浜おおはまへさえ三年に一度位しか行かなかった。
私の貞操観 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
停車場から南へ行くと堀割が折れて海へでる所にかかつた勇橋いさみばしに出ます。此処ここから北西へかけての海辺を北坡戸きたばとと云ふのです。橋の南を真面に行きますと大浜おほはまの海岸通になります。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)