大浜おおはま)” の例文
ここに紹介する博多児はかたっこの標本、篠崎仁三郎君は、博多大浜おおはまの魚市場でも随一の大株、湊屋みなとやの大将である。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
自分は学校へ行く以外に家のしきいまたいだことは物心を覚えて以来良人のもとへ来るまでの間に幾回しかないということの数えられるほどまれであった。堺の大浜おおはまへさえ三年に一度位しか行かなかった。
私の貞操観 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)