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大所
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おおどころ
ふりがな文庫
“
大所
(
おおどころ
)” の例文
だがそういう領民よりも、すこし
大所
(
おおどころ
)
の、ずるい富豪などから、お取り立てになっては——、と金奉行が献策した時も信長は
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
元来、
大所
(
おおどころ
)
は、みんな自宅風呂があるのだが、土一升、金一升の土地に、急にのさばり出したものには、金づくだけではその設備をする場所がないのだ。
旧聞日本橋:23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
医術のほうの
手腕
(
うで
)
は大したことはないらしいが、
幇間
(
たいこもち
)
的な、
辯巧
(
べんこう
)
の達者な男なので、この脇坂山城守をはじめ、こういう
大所
(
おおどころ
)
を病家に持って、無礼御免に出入りしているのだ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
お店の人の
内密食
(
ないしょぐい
)
、そのほかは、夜長の、
夜業
(
よなべ
)
をしまったあとで時折買うものだと、大問屋町の家庭では下女たちまで、そんなふうに堅気にしこまれていたので、
大所
(
おおどころ
)
の旦那さんの天ぷらの立食は
旧聞日本橋:23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“大所”の意味
《名詞》
大きな社寺。
晴れの場所。
小事にこだわらない広大な立場。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“大所”で始まる語句
大所帯向