“大平峠”の読み方と例文
読み方割合
おおだいらとうげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊那の谷から木曾の西のはずれへ出るには、大平峠おおだいらとうげを越えるか、梨子野峠なしのとうげを越えるか、いずれにしても奥山の道をたどらねばならない。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
百六十人の篤胤の弟子でしたちが式に参列したという話を持って、景蔵や香蔵が大平峠おおだいらとうげを越して馬籠まで帰って来たのは、それから二日ほど過ぎてのことである。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それを聞くたびに、この山の中に住む好劇家連は女中衆まで引き連れて、大平峠おおだいらとうげを越しても見に行った。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)