“大塩平八郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおしおへいはちろう66.7%
おほしほへいはちらう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大阪では大塩平八郎おおしおへいはちろうの乱が二月に起り、江戸でも春から人気が沈み切って、毎日何百という飢死うえじにがある有様です。
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
大塩平八郎おおしおへいはちろうが事を大坂に挙げたのは二月十九日である。星巌は詠史二首を賦した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
便所にゐた瀬田は素足すあしで庭へ飛び出して、一本の梅の木を足場にして、奉行所の北側のへいを乗り越した。そして天満橋てんまばしを北へ渡つて、陰謀の首領大塩平八郎おほしほへいはちらうの家へはしつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)