“大平村”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおだいらむら50.0%
おおひらむら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山里では小鳥のおびただしくれた年で、ことに大平村おおだいらむらの方では毎日三千羽ずつものアトリが驚くほど鳥網にかかると言われ、この馬籠の宿までたびたび売りに来るものがあった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
張扇はりおうぎが高座から叩き出したところによると、この長庵、駿州江尻在すんしゅうえじりざい大平村おおひらむら松平靱負様まつだいらゆきえさま御領分ごりょうぶんの百姓長左衛門という者の伜で、性来不良性を帯びていた。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)