夢睡むすい)” の例文
亭主の手を突っぱねて、寝返り打った途端に、がたりと、縁台が倒れかかったが、酔どれの侍は、それに抱きついて、前後不覚、下界の花をよそに、魂を夢睡むすいの国に遊ばせている。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)