“むすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夢睡50.0%
夢酔50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亭主の手を突っぱねて、寝返り打った途端に、がたりと、縁台が倒れかかったが、酔どれの侍は、それに抱きついて、前後不覚、下界の花をよそに、魂を夢睡むすいの国に遊ばせている。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本篇の主人公、勝夢酔むすいである。捧腹絶倒的な怪オヤジであるが、海舟に具わる天才と筋金はおおむね親父から貰ったものだ。
安吾史譚:05 勝夢酔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)