夏駿かしゅん)” の例文
この男は、夏駿かしゅんといって、共に御林にいた頃は、すこしも曲がった事はきらいな、剛直ともおもわれた人物だったのに、それが山賊になったとは——どうしても蕭照には信じられない気がした。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)