“かしゅん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下雋50.0%
夏駿50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
涙を以て竹を染む、竹ことごとく斑となりて死するなり〉、また『博物志』に〈洞庭の山帝の二女啼き、涕を以て竹に揮い竹ことごとく斑なり、今下雋かしゅんに斑皮竹あり〉
この男は、夏駿かしゅんといって、共に御林にいた頃は、すこしも曲がった事はきらいな、剛直ともおもわれた人物だったのに、それが山賊になったとは——どうしても蕭照には信じられない気がした。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)