塩鱒しほます)” の例文
旧字:鹽鱒
日頃好物の塩鱒しほますたはらで取るのも亦勝手だつた。お住はまだ一生のうちにこの位ほつとした覚えはなかつた。この位ほつとした?——しかし記憶ははつきりと九年前の或夜を呼び起した。
一塊の土 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)