塩叺しほがます)” の例文
機関車の後には、四りやうばかりの無蓋むがいトロッコが連結して、その四台のトロッコには、米俵や、野菜や、郵便や、塩叺しほがますが積み込まれて、山へ行く営林署の樵夫きこりが五六人、寒さうに俵に腰をかけてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)