“塀裏町”の読み方と例文
読み方割合
へいうらまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いたちのような鋭さをして、今朝、塀裏町へいうらまち横丁よこちょうを出てきた手先のがん八は、ツンのめるようなかっこうで、牢屋べいの下草へたんつばを吐きかけながら、そそくさと、代官屋敷のほうへ急いで行った。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)