“塀庇”の読み方と例文
読み方割合
へいびさし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高塀や樹の上へじ上ることが、ほとんど目にとまらないくらいはやかった、たとえば、彼の右の手のかかった土塀では、その手が塀庇へいびさしにつかまると同時に、もう、塀を越えてしまっていたからである。
天狗 (新字新仮名) / 室生犀星(著)