“垣裾”の読み方と例文
読み方割合
かきすそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日が落ちて部屋の灯が庭にすころ、会の一人が隣席のものとささやき交しながら、庭のま垣の外を見詰めていた。垣裾かきすそへ忍びよる憲兵の足音を聞きつけたからだった。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)