“坪縁”の読み方と例文
読み方割合
つぼえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高い所に、角な切り窓が一つあるほか、明りの入る坪縁つぼえんもなくかよい廊もなかった。洞然どうぜんたる幾つかの箱部屋と荒土の塗籠ぬりごめである。これではどんな忍びの者も外部から御座ぎょざへ近づくことはできまい。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)