トップ
>
坌湧
>
ふんよう
ふりがな文庫
“
坌湧
(
ふんよう
)” の例文
しかして吾人人類は百川の海に朝宗するがごとく今やすでにこの命運に
坌湧
(
ふんよう
)
し来たれり。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
露伴の初めて世間に発表した作は『都之花』の「
露団々
(
つゆだんだん
)
」であって、奇思
坌湧
(
ふんよう
)
する意表外の脚色が世間を驚かしたが、雄大なる詩想の群を
挺
(
ぬき
)
んずるを認められたのは『風流仏』であった。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
曲曲回顧スレバ
花幔
(
かまん
)
地ヲ
蔽
(
おお
)
ヒ恍トシテ路ナキカト疑フ。
排
(
おしひら
)
イテ進メバ
則
(
すなわち
)
白雲ノ
坌湧
(
ふんよう
)
スルガ如ク、
杳
(
よう
)
トシテ際涯ヲ見ズ。低回スルコト
頃
(
しばら
)
クニシテ肌骨皆香シク、人ヲシテ蒼仙ニ化セシメントス。
向嶋
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それを思うと、田山白雲は、いよいよ考えさせられるものが
坌湧
(
ふんよう
)
して来る。
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
坌
部首:⼟
7画
湧
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
“坌”で始まる語句
坌集