坂市さかいち)” の例文
藤井先生はまず、教卓きょうたくのすぐ前にいる坂市さかいち君にむかって、「きみ、読みなさい」といった。それは読み方の時間だった。「きみ」ということばが、春吉君をまた喜ばせた。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)