地蔵肩じぞうがた)” の例文
むっくりと牛乳色の皮膚に包まれた地蔵肩じぞうがたの上にえられたその顔はまた葉子の苦心に十二ぶんむくいるものだった。葉子がえりぎわをってやるとそこに新しい美が生まれ出た。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)