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囲繞
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とりかこ
ふりがな文庫
“
囲繞
(
とりかこ
)” の例文
旧字:
圍繞
そうして夫れは事が破れて、江戸は品川八ツ山下の御殿で、多くの
捕吏
(
ほり
)
に
囲繞
(
とりかこ
)
まれ、腹を掻っ切ったその時まで、彼の心を捉えたのである。
首頂戴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
夕方になって彼女は幸福そうに多くの客に
囲繞
(
とりかこ
)
まれて、はしゃぎ廻っていたが、何を思ったか彼女はふと十年も通らぬ広間へ
這入
(
はい
)
って見たくなった。
怪談綺談
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
「へい左様でございますよ。……それから、侍を
囲繞
(
とりかこ
)
んで、霊岸島の方へ行きましたので」
前記天満焼
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そこには二個所焚火があり癩患者がそれを
囲繞
(
とりかこ
)
み、動物のように蠢めいていた。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“囲繞”の意味
《名詞》
回りを囲い廻らすこと。とりまくこと。
(出典:Wiktionary)
囲
常用漢字
小5
部首:⼞
7画
繞
漢検1級
部首:⽷
18画
“囲繞”で始まる語句
囲繞溝渠