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団十郎
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なりたや
ふりがな文庫
“
団十郎
(
なりたや
)” の例文
事もなげに舞台の奥へ引き揚げていった主水之介を見てとるや、楽屋姿のまま飛び出して、拝まんばかりに迎えたのは
団十郎
(
なりたや
)
でした。
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
だってお
前
(
めえ
)
、
団十郎
(
なりたや
)
だって、高田さんにそういったってじゃねえか、
九女八
(
あれ
)
が男だと、
対手
(
あいて
)
にして好い役者だって——だから、お前が、女に生れたってことが
市川九女八
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「えらいことが持ち上がってね」
団十郎
(
なりたや
)
は煙草を吹かしながら、「上覧芝居を打たなくちゃならねえ」
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
団十郎
(
なりたや
)
と上方くだりの
女形
(
おやま
)
、
上村吉三郎
(
うえむらきちさぶろう
)
の顔合せが珍しいところへ、出しものの狂言そのものが団十郎自作というところから、人気に人気をあおって、まこと文字通り大入り大繁昌でした。
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
十九年前
一歳
(
ひとつ
)
の時に観音様の境内に籠に入れられて捨ててあったのを慈悲深い
団十郎
(
なりたや
)
が拾い上げ手塩にかけて育てたところ、天の成せる麗々と不思議に小手先が利くところから今では立派な娘形で
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
わはは、そうか、そうか、
団十郎
(
なりたや
)
め、心憎い趣向をやりおった。
女子
(
おなご
)
がおると思えばおるような、いないと思えばいないようなと申したはこのことか。いや、いないどころか立派な女子じゃわい。
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
と、不意に
団十郎
(
なりたや
)
はいった。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“団十郎”で始まる語句
団十郎縞