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団十郎
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くだいめ
ふりがな文庫
“
団十郎
(
くだいめ
)” の例文
白銀のような白髪をオールバックに撫でつけ、
団十郎
(
くだいめ
)
張りのハリのある眼に柔和な光を湛え、膝に握り拳を置いてゆったりと語り続けるのである。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
団十郎
(
くだいめ
)
のすることの方が好きだから——わかりもしないくせに、高尚ぶってるといわれたりしたけれど、もともとお狂言師は、
生世話物
(
きぜわもの
)
をやらなかったからねえ。
市川九女八
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
あっしがステテコを踊ることになったんで……船の中に派手な
三桝
(
みます
)
模様の
浴衣
(
ゆかた
)
と……その頃まだ
団十郎
(
くだいめ
)
が生きておりました時分で……それから赤い
褌木綿
(
ふんどしもめん
)
と、スリ
鉦
(
がね
)
、太鼓
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
団十郎
(
くだいめ
)
張りの張りのある眼に柔和な光を湛え、袴の膝に握り拳を置いてゆったりと床柱に凭れている。山の手の隠居とも見える春風和順の人体だが、何となく底力のある隙のない構えである。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
団
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“団十郎”で始まる語句
団十郎縞