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嚲
ふりがな文庫
“嚲”の読み方と例文
読み方
割合
た
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
た
(逆引き)
柳
(
やなぎ
)
嚲
(
た
)
れて
条々
(
じょうじょう
)
の煙を
欄
(
らん
)
に吹き込むほどの雨の日である。
衣桁
(
いこう
)
に
懸
(
か
)
けた
紺
(
こん
)
の背広の暗く下がるしたに、黒い
靴足袋
(
くつたび
)
が
三分一
(
さんぶいち
)
裏返しに丸く
蹲踞
(
うずくま
)
っている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「鶯嬌柳嚲美人天。墨水東山春正妍。好箇家郷不能住。満簔風雨入蜑烟。」〔鶯
嬌
(
なまめ
)
キテ柳
嚲
(
た
)
ル美人ノ天/墨水東山春正ニ妍ナリ/好箇ノ家郷モ住ム能ハズ/満簔ノ風雨蜑烟ニ入ル〕の一首を題した。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
嚲(た)の例文をもっと
(2作品)
見る
嚲
部首:⼝
20画
“嚲”のふりがなが多い著者
夏目漱石
永井荷風