嘸々さぞさぞ)” の例文
平生へいぜいの学問浅薄せんぱくにして、至誠天地を感格する事出来申さず、非常のここに立至り申し候。嘸々さぞさぞ愁傷しゅうしょうも遊ばさるべく拝察つかまつり候。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
『お父様もよく何人も女を…………。嘸々さぞさぞ私のお母様が墓の中で泣いて居る事で御座りませうよ。それに、新聞に攻撃せられても平気でよく市役所に出られますね』
森御老人之事、くれぐれ御案じ上候。猶ほあなた様方も御留守嘸々さぞさぞ御配意と存じ申候。学士院之選挙人と申候。いかゞ相成候哉と存候。此方よりは出し置候事候。先は右一応之御礼迄申上候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
と新太郎君も嘸々さぞさぞと察し入った。
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)