唐茄子たうなす)” の例文
栖鳳氏はそばに拡げた紙本しぼんに一百円もしさうな唐茄子たうなすきかけてゐたが、客が入つて来たのを見ると、絵筆を投げて此方こつちに向き直つた。
正岡子規の明治三十一年の歌に『神鳴のわづかに鳴れば唐茄子たうなすの臍とられじと葉隠れて居り』といふのがあつた。
雷談義 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「放送演芸会で志ん生に『唐茄子たうなす屋』なんか卅分も演らせないで、なぜ『寄席』を演らせないんでせうねえ」
落語家温泉録 (新字旧仮名) / 正岡容(著)