和聲ハアモニー)” の例文
新字:和声
併し二重意識の洗禮を受けたる吾人は、樣々の感情が即いたり離れたり調和したり反照したりしながら複雜な和聲ハアモニーを拵へて行く文藝でなければ物足りない。抽象的な調和統一は如何でも構はぬ。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)