和山わやま)” の例文
つひに別の路を境木峠さかひげたうげといふ方に開き、和山わやま馬次場うまつぎばとして今はこちらばかりを越ゆるやうになれり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
その大きさははるかに笛吹峠からも和山わやま峠からも見えるほどであった。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
 ●清水川原しみづかはら村(人家二軒あり、しかれども村の名によぶ) ●三倉みくら村(人家三軒) ●なかたひら村(二軒) ●大赤沢おほあかさは村(九軒) ●天酒あまさけ村(二軒) ▲小赤沢こあかさは村(二十八軒) ▲上の原(十三軒) ▲和山わやま(五軒) 西にある村 ●下結東しもけつとう村 ●逆巻さかまき村(四軒) ●上結東かみけつとう村(二十九軒) ●前倉まへくら村(九軒) ▲大秋山村(人家八軒ありて此地根元の村にて相伝の武器など持しものもありしが、天明卯年の凶年にしろなしてかてにかえ、猶たらずして一村のこらず餓死して今は ...
ついに別の路を境木峠さかいげとうげという方に開き、和山わやま馬次場うまつぎばとして今は此方ばかりを越ゆるようになれり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)