“呂音”の読み方と例文
読み方割合
りょおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし長谷川君の話し方は初対面の折露西亜の政党を論じた時とごうことなるところなく、呂音りょおんで落ちついて、ゆっくりしているものだから、全く赤裸はだかと釣り合わない。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかしその上にも余を驚かしたのは君の音調である。白状すれば、もう少しは浮いてるだろうと思った。ところが非常な呂音りょおんで大変落ちついて、ゆったりした、少しもせまるところのない話し方をする。
長谷川君と余 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)