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向付
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むこうづけ
ふりがな文庫
“
向付
(
むこうづけ
)” の例文
茶人という者になりますと、
向付
(
むこうづけ
)
に五千円、なにに五百円という具合に、よい器を欲します。それは生きた食器だからであります。
日本料理の基礎観念
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
弁政の折ですませる日もあろうが、きょうは、平清から板前が出張って、贅沢な
向付
(
むこうづけ
)
や熱い椀を膳にして配った。
脚
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
普通、諸国へだすものは、今も久米一の邸の
側
(
そば
)
の
日向
(
ひあた
)
りに、まだ火も
釉薬
(
うわぐすり
)
もかけぬ
素泥
(
すどろ
)
の皿、
向付
(
むこうづけ
)
、
香炉
(
こうろ
)
、観音像などが
生干
(
なまぼ
)
しになって
乾
(
ほ
)
し並べてあるそれだ。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“向付”で始まる語句
向付肴