合薬あひぐすり)” の例文
その屠琴塢は、持病の一つも持つてゐるぐらゐの人だつたから、医者には内証で、自分の病に好く利く合薬あひぐすりを知つてゐて、保養のひまびまにはいつもそれを調合して服用してゐたものだ。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)