可哀かは)” の例文
その小さなおちんこまでが腹立たしかつた。がまた溜まらず可哀かはゆくもあつた。そんな時は弟のおちんこに飛びついていぢくりまはした。
神童の死 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
われ等は只だ羅馬に伴ひ歸りて、曾てあやまちありしアントニオは地中海の底の藻屑となりぬ、今こゝに來たるはその昔幼く可哀かはゆかりしアントニオなりと云はん。夫人。
ひとかたまり豚の児がかうべうち振るが可哀かはいや張りつめし母の八乳房やちぶさの上に
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)