叔母様おばさん)” の例文
昨朝きのうちょっと寄って来た。叔母様おばさんも元気でいなさる。が、もう君たちが帰りそうなものだってしきりとこぼしていなすッたッけ。——赤坂あかさかの方でもお変わりもありませんです」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
品質ものが好いからって二合ばかりずつのお酒をその度々たびたびに釜川から一里もあるこの釜和原まで買いによこすようなひど叔母様おばさんに使われて、そうして釣竿でたれるなんて目に逢うのだから
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)