“去年中”の読み方と例文
読み方割合
きょねんじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田崎と車夫喜助が鋤鍬すきくわで、雪をかきけて見ると、去年中きょねんじゅうあれほど捜索しても分らなかった狐の穴は、冬も茂る熊笹くまささかげにありあり見えすいて居る。いよいよ狐退治の評議ひょうぎが開かれる。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)