印鑰オシテ)” の例文
深く悲しむ事の出来た心の印鑰オシテとして、伝習的に讃美の語を素人・くろうとから受けて来た歌の大方は、大抵は叙事脈に属する謡ひ物で、誇張の多い表現に過ぎないのである。
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)