卜机ぼっき)” の例文
おぼるる者わらをもつかむの心理で、金吾の生死をひたすらに気遣うかれが、はかない八卦見けみの灯に吸われこんだ気持はわかりますが、さて、薄暗い卜机ぼっきに対して
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)