南蛮屋なんばんや)” の例文
その従兄弟いとことかいう南蛮屋なんばんやの某——黒あばたがあってこわらしい顔をしているが、いつも遊びに来ると、伊織に、菓子などくれる気のいい人物があって——その南蛮屋が、怒っていった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)