午後おひる)” の例文
冬は朝早くからかんざらいといって長唄ながうたのおさらいをする。午後おひるっからもする。三味線の音がよく聞えるので、ソラおあぐさんはおさらいだと私も三味線をもたされるので、その方角は鬼門だった。
にいさん、午後おひるからりにいくの?」と辰夫たつおくんはききました。
草を分けて (新字新仮名) / 小川未明(著)