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午刻
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こゝのつ
ふりがな文庫
“
午刻
(
こゝのつ
)” の例文
平次と八五郎が、赦免状と生證人をつれて鈴ヶ森に乘込んだ時は、
午刻
(
こゝのつ
)
(十一時)を遙かに過ぎてもう
未刻
(
やつ
)
(二時)近くなつてをりました。
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ゴーンと云うのが上野の
午刻
(
こゝのつ
)
だから今の十二時で何う云う訳か楊枝が四本あります、一本へ歯磨を附けまして歯の
齦
(
もと
)
と表を磨き、一本の楊枝で下歯の表を磨き、又一本の楊枝で歯の裏を磨き
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
え、江戸中の皆樣が御存じで、晝の
午刻
(
こゝのつ
)
から、夕方の
酉刻
(
むつ
)
過ぎを、お客樣の前に身體をさらして居ない日はありません。
銭形平次捕物控:171 偽八五郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「だつて御新造さんは、上野の
午刻
(
こゝのつ
)
の鐘が鳴るズーツと前から、ツイ今しがたまで、私と一緒にお勝手に居たんだもの」
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
この話の始まつたのは丁度
辰刻半
(
いつゝはん
)
(九時)それから準備を整へ、正
午刻
(
こゝのつ
)
少し前には、妻玉江、娘百合、あやめ、下女お篠、下男作松、内弟子
鳩谷
(
はとや
)
小八郎を、それ/″\の部屋へ入れ
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
上野の
午刻
(
こゝのつ
)
が鳴つたら、
禁制
(
きんせい
)
の
賦
(
ふ
)
を吹くのです
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
巳刻
(
よつ
)
(十時)から
午刻
(
こゝのつ
)
(十二時)の間で」
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
午
常用漢字
小2
部首:⼗
4画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
“午刻”で始まる語句
午刻半
午刻過