十壺じっこ)” の例文
十壺じっこ黒酒くろき黍酒きびざけ)をからにしてなお足りぬほどだった。一門、泥亀のように酔った。そして、将門の恋と、併せて、正月の夜を、底ぬけに、祝った。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)