十六島じゅうろくしま)” の例文
紺色になった馬掛まかけ𡽶はなから水鳥が二羽三羽すうと金色こんじきの空を筑波の方へ飛んで、高浜麻生潮来いたこの方角が一帯に薄紫になって、十六島じゅうろくしまの空に片破かたわれ月がしょんぼりと出て
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)