トップ
>
勝男木
>
かつおぎ
ふりがな文庫
“
勝男木
(
かつおぎ
)” の例文
あたかも古城のそれのように、
千木
(
ちぎ
)
や
勝男木
(
かつおぎ
)
が立ててある。そうして屋根は
妻入式
(
つまいりしき
)
であり、邸の四方に
廻縁
(
かいえん
)
のある様子は、神明造りを想わせる。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
その棺を山へ
舁
(
か
)
きあげ
半
(
なかば
)
は土中へ埋め半は上より出す。棺の上には内地の神祠の
勝男木
(
かつおぎ
)
の如きものを上げ置くなり云々。
本朝変態葬礼史
(新字新仮名)
/
中山太郎
(著)
板葺の、たっぷりとした妻入の家で、いずれも障子の立つ二階に
手摺
(
てすり
)
を付け、屋の棟には
勝男木
(
かつおぎ
)
のなごりと見える単純な装飾が、道路に面した一端だけに一様についてある。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“勝男”で始まる語句
勝男
勝男節