“加集”の読み方と例文
読み方割合
かしふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、この關係した男といふのは、義雄の友人加集かしふ泰助であつて、義雄が一度女と手を切らうとした時、中に這入つて貰つたものだ。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
如何にも、かの女がこちらにちよツと棄てられた間に、こちらの友人なる加集かしふとくツ附いたのであつた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「おれと加集かしふと、それから、ひよツとすると、寫眞の先生と、その學校のハイカラ生徒と——」
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)