“剖判”の読み方と例文
読み方割合
ほうはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キタカミの文字がヒタカミのなまりであるという考証を仙台で聞いた。してみると、人文のいま剖判ほうはんせざる上古、武内宿禰たけのうちのすくねや、日本武尊やまとたけるのみことの足跡がある。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
誇大な形容詞を用いると混沌こんとんとして黒眼と白眼が剖判ほうはんしないくらい漠然ばくぜんとしている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)