“刈入時”の読み方と例文
読み方割合
かりいれどき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
笛の男 明後日あさってげいから、おやしろ祭礼で、羽目はめさはずいて遊びますだで、刈入時かりいれどきの日はみじけえ、それでは気の毒と存じまして、はあ、これへ出合いましたでごぜえますがな。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
農家の屋根の上に飛びあがって、けたたましくいてる鶏は、何に驚いたのであろう。その屋根の上から、刈入時かりいれどきの田舎の自然が、眺望を越えて遠くひろがっているのである。
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)