切崕きりざし)” の例文
五、六丁線路を伝って、ちょっとした切崕きりざしを上がるとそこは農場の構えの中になっていた。まだ収穫を終わらない大豆畑すらも、枯れた株だけが立ち続いていた。
親子 (新字新仮名) / 有島武郎(著)