“刃ノ郷”の読み方と例文
読み方割合
やいばのごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは『刃ノ郷やいばのごう』と申し、高萩村でも別趣の土地、秩父香具師の里でござんす。住民一致して居りまして、事ある時には竹法螺を吹く。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
高萩村の村外れに、秩父香具師やしの部落があり、「刃ノ郷やいばのごう」と称していた。三十軒ほどの人家があり、女や子供や老人などを入れ、百五十人ほどの半農半香具師が、一致団結して住んでいた。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)