出過ですぎ)” の例文
出過ですぎたと思うほど、分けられた波のあしは、二線ふたすじ長く広く尾を引いて、小獅子の姿は伊豆いずの岬に、ちょと小さな点になった。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
出過ですぎたかは知りませぬが堪忍がならで縄も手拭も取りましたが、悪いとあらば何とでも謝罪あやまりましょ。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)